- ありあり
- I
ありあり(感)(1)蹴鞠(ケマリ)の時の掛け声。
「小鬢に汗を流しつつ, ~と言へども当らねば/仮名草子・竹斎」
(2)〔「有り有り」の意から〕酒を勧められてまだ残っているからと辞退する時の語。II「おつと~/洒落本・甲駅新話」
ありあり【有り有り・在り在り】(1)ある状態がはっきりと外に現れているさま。「弱点が~(と)わかる」「ネチネチした気性が~と知れる/社会百面相(魯庵)」
(2)あたかも目の前にあるように心に感じられるさま。 まざまざ。「当時の光景が~と浮かぶ」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.